構造改革と景気

小泉首相のスローガンである「構造改革なくして景気回復なし」、も族議員、
官僚の抵抗に会い、
今なお遅々として進まず国民の痛みも、モォ〜限界。
いかなる手法を択ればいいのか?!
そのお手本となるのが、イギリスが択った“サッチャー革命”であり、
アメリカが択った“レーガン革命”。
今、政府が模倣、お手本にしようとしているのが“サッチャー革命”(塩川大臣、塩じぃ)。
あの鉄の女と呼ばれたサッチャー首相が
<1>経済が停滞し<2>インフレに喘ぎ<3>国際収支の赤字に喘いだ
70年代に採った経済政策です。
その柱は、
<1>金融革命(米、ドイツの金融資本の導入)であり
<2>通信(IT)革命であり
<3>労使改善(炭坑労働組合)でした。
しかし今の日本の経済政策として“サッチャー革命”をお手本にするのは無理がある。
なぜなら今の日本と当時のイギリスとでは状況が全く違う。
<1>日本はデフレであり
<2>国際収支は黒字
<3>失業者に対する保証も十分ではない
    (イギリスは日本(330日)の3倍の雇用保険があり福祉手当が100,000/月ある)。
 今、日本がお手本にすべき政策はむしろ“レーガン革命”。
レーガンは国民生活をよくするために
<1>減税をし、<2>経済の成長を促し、<3>景気を回復させ、
財政赤字を解消した。(森田 実談)
 いずれにしても、いまこそ内には景気対策、構造改革、外には、北朝鮮、イラク問題等々、
日本の今後を左右する“待ったなし”の問題が山積しています。
国民は、いま開催中の通常国会での与野党を含めた政治家、官僚のお歴々に、
国益を最優先した、内容のある、国民が、今後に希望が持てる政策論争を求めています。
くれぐれも、今までのような国民そっちのけの私益、党益、族益、閥益優先の
不毛な論戦(スキャンダル)に、終らさせないで欲しいと願うのだが、
又しても”その程度の約束違反は大したことではない”発言をめぐる個人攻撃国会に終始し、
政局いかんでは解散なんてことになるかも・・・?
今”納税者”である日本国民の老若男女は、そして企業(特に中小の)は
”元気”を、”希望”を、失くしつつあるというのに・・・。