とある塗装店のおはなし

とある塗装店の奥さんから、決算の打ち合わせのとき『最近仕事が無くて困っています、
何かないでしょうか』と相談を受けました。そこで次のようなお話をしました。
@売上の桁(0)を、今まで(バブルの頃)より1〜2桁(個)取って
 周りをキョロキョロしてみてください。
 壁の塗り替え時期の来ている家(仕事)は無尽蔵に在りますよ!
A「財産」は、銀行預金と土地だけと思っていませんか?
 「お客さん」は、仕事をくれる工務店さんだけと思っていませんか?
 真の「財産」、「お客さん」は、今まで信頼し任せてくれた、
 たくさんの施主である「お客さん」ですよ!
 「おたくのお家を塗装しました○○塗装店です。」
 と言えば、必ず扉を開けて話を聞いてくれますよ。
Bあらゆる物は、何時の日か必ず更新の時期が来ますよ!
やりっぱなしになっていませんか?財産を眠らせていませんか?・・・と。
一年後に決算打ち合わせにいらした奥さんがおっしゃいました。
『あれから会社に戻り、早速、主人(社長)と、昔の書類を引っ張りだして、
開業以来今まで工事したお客様のリストを作り、仕事が無い時、
主人と息子が巡回しました。そしたら8件の受注がありました。
しかも在庫を調合してやりましたので新たな材料費の負担も無く、
値引きしてあげましたので、お客様にも喜ばれ、ご紹介まで頂きました。』
      ・・・と。